不動産クラウドファンディング比較 | 2026年7月更新
「不動産に投資したいが、数千万円のローンを組むのは不安」——そんな方に選ばれているのが、1万円〜数万円から出資できる不動産クラウドファンディングです。事業者が物件を選定・運用し、家賃収入や売却益を出資額に応じて分配する仕組みで、物件管理の手間がかかりません。ここでは最低出資額・想定利回り・優先劣後の仕組み・投資対象を整理し、人気4サービスのランキング形式で比較しました。各社の公式情報をもとに編集部が独自にまとめています。
不動産クラウドファンディングおすすめ比較ランキング4サービス
最低出資額・想定利回り・元本保護の仕組み・投資対象のバランスを5点満点で総合評価しました。不動産クラウドファンディングは元本が保証された商品ではありません。想定利回りの高さだけでなく、損失が出たときに投資家の元本をどう守る設計になっているか(優先劣後方式の劣後出資割合)まで確認するのが重要です。
| 順位 |
サービス |
最低出資額 |
想定利回りの目安 |
投資対象 |
元本保護の仕組み |
評価 |
| 1 |
CAMEL(キャメル) |
1口2万円 |
想定年利6〜8%程度 |
ドバイ・日本の不動産 |
劣後出資20% |
4.5 |
| 2 |
COZUCHI(コヅチ) |
1万円〜 |
ファンドにより幅がある |
国内の都市部不動産が中心 |
優先劣後方式 |
4.4 |
| 3 |
TECROWD(テクラウド) |
10万円〜 |
実績平均 年10%前後 |
福祉施設・データセンター等 |
優先劣後方式 |
4.1 |
| 4 |
CREAL(クリアル) |
1万円〜 |
ファンドにより幅がある |
保育園・学校・住居など |
優先劣後方式 |
4.0 |
1位CAMEL(キャメル)★★★★★4.5
始めやすさ4.6
劣後出資割合4.7
投資対象の独自性4.5
「少額から始めたい」「元本保護の仕組みを重視したい」という方に向いています。優先劣後方式では劣後出資の割合が高いほど、価格が下落したときに優先出資者(投資家)の元本が守られやすくなります。CAMELの20%は一般的な水準(10〜30%)の中では厚めです。ドバイ不動産という対象は他社にない特徴ですが、海外物件は為替や現地市況の影響を受ける点も理解したうえで検討しましょう。
- 1口2万円から出資でき、少額から不動産投資を試せる
- 事業者が全体の20%を劣後出資。価格が20%下落するまでは優先出資者の元本が守られる設計
- ドバイの不動産に出資できる数少ないサービスで、国内物件との分散もできる
| 最低出資額 |
1口2万円から |
| 想定利回り |
直近ファンドの想定年利は6〜8%程度(ファンドにより異なる。12%超の組成実績もあり) |
| 投資対象 |
ドバイおよび日本国内の不動産 |
| 優先劣後 |
事業者が全体投資額の20%を劣後出資。一般的な10〜30%の中では高い水準 |
| 運営 |
株式会社グローバルクラウドエステート |
キャンペーン:ファンドによりAmazonギフト券還元などの特典が付く場合がある
2位COZUCHI(コヅチ)★★★★★4.4
実績と規模を重視するならまずここ。人気ファンドは抽選・先着ともに競争が激しく、募集開始と同時に埋まることもあります。過去に元本割れがないことは安心材料ですが、将来の成果を保証するものではない点は他社と同じです。
- 累計投資額が業界最大級で、サービスとしての実績が豊富
- これまで元本割れが発生していないと公表している
- 都市部の再開発案件など、ファンドの種類が多く選びやすい
| 最低出資額 |
1万円から(ファンドにより異なる) |
| 実績 |
累計投資額は業界最大級(1,365億円超・公表値) |
| 運用実績 |
これまで元本割れが発生していないと公表 |
| 投資対象 |
都市部の再開発案件などバリエーションが広い |
| 優先劣後 |
優先劣後方式を採用(割合はファンドごとに設定) |
キャンペーン:都市部の再開発案件など多様なファンドを継続的に組成
3位TECROWD(テクラウド)★★★★★4.1
利回り水準4.7
投資対象の独自性4.5
始めやすさ3.2
利回り水準を重視する方向け。最低出資額が10万円と他社より高いため、まとまった資金で運用したい方に向いています。利回りが高いファンドはその分リスクも高くなるのが原則です。投資対象の性質(誰が借りて、どこから収益が生まれるのか)を確認したうえで判断しましょう。
- 償還済みファンドの平均実績利回りが年10%前後と高い水準
- 福祉施設やデータセンターなど、住宅以外の成長分野に投資できる
- 建設・不動産業で20年以上の実績がある事業者が運営している
| 最低出資額 |
10万円から |
| 想定利回り |
償還済みファンドの平均実績利回りは年10.01%(公表値) |
| 投資対象 |
ウェルネス(福祉施設・ペットホテル)とデジタルインフラ(データセンター)に特化 |
| 運営 |
TECRA株式会社(2001年創業、2021年にクラウドファンディング事業へ参入) |
| 優先劣後 |
優先劣後方式を採用 |
キャンペーン:成長分野に特化したファンドを継続的に組成
4位CREAL(クリアル)★★★★★4.0
実績・規模4.7
始めやすさ4.5
情報開示4.4
情報開示の丁寧さで選ぶならここ。組成件数と償還状況を公式サイトで確認できるため、実績を自分の目でチェックしてから判断できます。1万円から始められるので、まず仕組みを体験したい方の入口としても使いやすいでしょう。
- 1万円から出資でき、初めての1件目に選びやすい
- 累計調達額1,133億円と実績が豊富で、償還実績を公式サイトで開示している
- 保育園・学校など社会性のある物件を扱うファンドがある
| 最低出資額 |
1万円から |
| 実績 |
累計調達額1,133億円を突破(2026年7月時点の公表値) |
| 運用実績 |
組成144件のうち120件が償還済みで、償還済みファンドはすべて元本割れなく償還と公表 |
| 投資対象 |
保育園・学校・住居など社会性のある物件も扱う |
| 優先劣後 |
優先劣後方式を採用 |
キャンペーン:1万円から出資でき、償還実績を公式サイトで開示
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定商品の購入を推奨するものではありません。不動産クラウドファンディングは元本保証の商品ではなく、想定利回りは将来の運用成果を約束するものではありません。掲載数値は各社公式サイト等の公表値(取得時点)で、評価は編集部独自基準です。最新の募集条件は各公式サイトでご確認ください(2026年7月時点)。
不動産クラウドファンディングの基本|「優先劣後方式」を理解してから選ぶ
不動産クラウドファンディングは、事業者が集めた資金で不動産を取得・運用し、家賃収入や売却益を出資額に応じて分配する仕組みです。物件の選定・管理は事業者が行うため、現物の不動産投資と違って物件管理や入居者対応の手間がかかりません。1万円〜10万円程度から始められるサービスが中心です。
比較するときに最も重要なのが優先劣後方式です。これは、事業者自身も同じファンドに出資(劣後出資)し、損失が出た場合は事業者の出資分から先に負担する仕組みのこと。劣後出資割合が20%なら、物件価格が20%下落するまでは投資家(優先出資者)の元本が守られる設計です。ただし下落幅がそれを超えれば元本は毀損します。想定利回りの高さだけで選ばず、この割合を必ず確認しましょう。
| 重視したいこと |
選び方の方針 |
候補になるサービス |
| まず少額で試したい |
最低出資額1万円台のサービスを選ぶ |
COZUCHI・CREAL |
| 元本保護の厚さ |
劣後出資割合の高いサービスを選ぶ |
CAMEL(20%) |
| 利回り水準を重視 |
実績利回りの高いサービスを選ぶ |
TECROWD |
| 実績・規模を重視 |
累計調達額と償還実績で選ぶ |
COZUCHI・CREAL |
失敗しない選び方

①最低出資額で「試せる金額」を確認する:1万円から始められるサービスと、10万円からのサービスがあります。まず仕組みを理解したい段階なら、少額から出せるサービスで1件試すのが安全です。
②劣後出資割合(優先劣後方式)を必ず見る:事業者がどれだけ自分でリスクを取っているかを示す数字です。割合が高いほど、価格が下落したときに投資家の元本が守られやすくなります。ファンドごとに割合が違うので、募集ページで都度確認しましょう。
③運用期間と途中解約の条件を確認する:運用期間中は原則として資金が拘束されます。途中解約ができるか、できる場合の手数料はいくらかを確認し、当面使う予定のない資金で出資しましょう。
メリット・デメリット

メリット
- 1万円〜数万円の少額から不動産に投資できる
- 物件の選定・管理・入居者対応は事業者が行うため手間がかからない
- 優先劣後方式により、一定の下落までは投資家の元本が守られる設計のファンドが多い
- ローンを組まずに始められ、現物不動産より撤退の判断がしやすい
デメリット・注意点
- 元本保証ではなく、想定利回りも将来の成果を約束するものではない
- 運用期間中は原則として資金が拘束され、途中解約に制限や手数料がある
- 人気ファンドは抽選・先着で埋まりやすく、希望どおりに出資できないことがある
- 分配金は課税対象(原則として源泉徴収あり)で、手取りは表示利回りより少なくなる
よくあるご質問
Q.不動産クラウドファンディングは元本保証ですか?
A.元本保証ではありません。多くのサービスが優先劣後方式を採用しており、一定の下落までは投資家の元本が守られる設計になっていますが、下落幅がその割合を超えれば元本は毀損します。余裕資金で行うことが前提の商品です。
Q.いくらから始められますか?
A.サービスによって1万円から10万円程度までの幅があります。まず仕組みを理解したい段階なら、1万円台から出資できるサービスで1件試すのが無難です。
Q.優先劣後方式とは何ですか?
A.事業者自身も同じファンドに出資し、損失が発生した場合は事業者の出資分(劣後出資)から先に負担する仕組みです。劣後出資割合が20%であれば、物件価格が20%下落するまでは優先出資者である投資家の元本が守られる設計になります。
Q.途中で解約できますか?
A.運用期間中は原則として資金が拘束されます。サービスによっては途中解約に対応していますが、手数料がかかる場合があります。当面使う予定のない資金で出資しましょう。
Q.分配金に税金はかかりますか?
A.分配金は課税対象で、原則として源泉徴収されたうえで入金されます。他の所得との関係で確定申告が必要になる場合もあるため、詳細は各サービスの説明や税理士にご確認ください。
Q.現物の不動産投資と何が違いますか?
A.ローンを組まず少額から始められる点、物件管理や入居者対応が不要な点が主な違いです。一方で、自分で物件を選んだり、売却のタイミングを決めたりすることはできません。
まとめ
最低出資額・想定利回り・元本保護の仕組み・投資対象を総合評価した結果、1位は1口2万円から出資でき、事業者が全体の20%を劣後出資するCAMEL(キャメル)でした。実績と規模で選ぶならCOZUCHIやCREAL、利回り水準を重視するならTECROWDが候補になります。不動産クラウドファンディングは元本保証の商品ではありません。想定利回りの高さだけで判断せず、劣後出資割合と運用期間を確認し、当面使う予定のない資金の範囲で始めましょう。
参照元
※本記事は各社公式サイトの公開情報をもとに編集部が独自に比較・作成したものです(2026年7月時点)。掲載画像は各社公式サイトのものを引用しています。本記事は情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的とするものではありません。不動産クラウドファンディングは元本保証の商品ではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。